子どもの学習とAI どう向き合うべきか
2026/08/05
ライト学習塾教室長の吉矢です。
夏休みももう半ば。
学校の夏休みの宿題はそろそろ終わりが見えていますでしょうか?
今日はその夏休みの宿題にも関係があるかもしれない話題です。
保護者を含めた大人の方はまだピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、
生成AIツールの利用が割と子どもたちの間でも普及しています。
野球の巨人の阿部元監督が辞任する時にもそれが話題となりました。
夏休みの宿題では、読書感想文が必須課題ではなく自由選択課題になってきている学校が増えてきていますが、
生成AIツールへの対策の不備もその一因と言われています。
ChatGPTやGeminiなどの生成AIツールを完全に禁止することは現実的ではないところまでもう普及が進んでいます。
実際に教室長もAIを使ってブログやコラムの記事を書くこともあります。
とても便利ですし、何より時短になります。
自分が今まで知らなかったことに気付かせてくれることも多いです。
一方で、生成AIはあくまでツール(道具)です。
大切なことはそれを利用する人間がどうやってその道具を使うのかにあります。
例えば、先ほど挙げた読書感想文。その内容の全てを生成AIに作らせることも可能です。場合によってはコンクールで賞を取れることもあるかもしれません。
しかし、それで何かの学びになるのでしょうか?
むしろ、作文では、生成AIに文章を常に任せ続ける限り、自分の文章表現力が上がることはなくなってしまうでしょう。
過去、電卓が悪いとされた時期があります。
電卓は計算ミスが無い。計算が速い。
しかし、計算の筆算をしなくなって、算数や数学のテスト中に、計算の対応が出来なくなってしまうという問題です。
確かに、その一面はあります。しかし、今の大人で電卓を全く使わずに過ごす人は果たしてどれだけいるでしょうか?
お店のレジも、急に店員さんが、その場で紙で計算をし始めて、「合計が〇〇円になります」と言われたら、「その計算本当に合ってるのかな?」と不安に思ってしまいそうですね。
便利で何よりも信頼における位置を電卓は保持しています。
おそらく生成AIもその領域までいくものと思われます。
実生活からAIを切り離すことは難しくなってしまいます。
AIは確かに便利で、色々なことをすぐにやってくれます。
しかし、あくまで使うのは人間です。
良いことにも、悪いことにも使えてしまうのが人間です。
特に子どもがまだ小さいときにはその善悪の判断が不十分な時があります。
一方でAIはもう身近なものです。そのため『AIの使い方』についてはしっかりとルールを決めておく必要があります。
学校、塾などの教育業界でも、AIの利用が進んでいます。
子どもの弱点の見極め方、その対処方法までAIが判断してくれるところもあります。
AIは成長を重ねられるので、その判断はどんどんと正確になっていくでしょう。
一方でAIにはまだ感情を理解することができません。(人間も全ての感情を理解することはできませんが)
「今日は疲れてるな。」「今日はいつもより調子が良いぞ。」などの判断が一目では難しいので、それを考慮した内容にすることができません。
あくまで『道具』として、人間が判断して使う必要があります。
AIを使えば、勉強や宿題などでも瞬時に答えを出してくれます。答えはわかりますが、人間側はその過程を無視してしまいがちです。
過程の部分をAIに説明させることはできます。でも、それを人間が読まなければ意味はありません。
「なぜ、そうなるのか」その理由について、人間がしっかりと興味をもって、そして理由を考察する。そのための道具としてAIを使うようにしていけば、人間がしっかりと学び、成長していきます。
人間がAIを学習させる段階から、AIが人間を学習させる段階に変わってきています。
AIが学んできた、学んでいることはあくまで人間の今までの英知の結晶です。
その英知を、答えだけを求めるのではなく、過程をしっかりと考えるようにしなければいけません。
子どものAIの使い方について、今一度、子どもと話し合ってみてはどうでしょうか?
ライト学習塾教室長
吉矢武司
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