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山梨県公立高校入試の特徴について考察しました(まとめ)【山梨県甲府市ライト学習塾】

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山梨県公立高校入試の特徴について考察しました(まとめ)【山梨県甲府市ライト学習塾】

山梨県公立高校入試の特徴について考察しました(まとめ)【山梨県甲府市ライト学習塾】

2026/09/18

山梨県甲府市飯田にあるライト学習塾教室長の吉矢です。

今までに実際に入試問題を解いて、山梨県公立高校入試の国語・社会・数学・理科・英語について考察してきました。

今回は5教科の考察を踏まえ、山梨県公立高校入試にはどのような特徴があり、9月の今から何をしていけばよいのかをまとめます。

なお、出題内容や難易度は年度によって変わります。この記事は、山梨県教育委員会が公表している令和8年度入試の分析資料と、私が複数年度の過去問を解いた感想を基に作成しています。

 

令和9年度入試では検査時間が変わる

まず、今年度の受験生が知っておかなければならない変更があります。

令和9年3月に実施される山梨県公立高校入試から、社会・数学・理科・英語の検査時間が、これまでの45分から50分に変更されます。国語は従来と同じ55分です。

山梨県教育委員会は、検査時間を変更する目的について、問題から得られる情報を整理し、よく考え、解答として適切に表現することを期待するためと説明しています。出題内容や難易度については、従来と同程度とされています。5分長くなったから簡単になる、ということではありません。ただし、問題文や資料を確認する時間、記述を組み立てる時間、見直しをする時間は、以前より確保しやすくなるでしょう。

これから過去問を解くときは、過去の制限時間が45分だったことを理解したうえで、最終的には令和9年度の50分に合わせた練習をしていく必要があります。

 

5教科を通して感じた山梨県公立高校入試の特徴

特徴① 基礎知識だけでなく「知識を使う力」が必要

5教科に共通しているのは、覚えた知識をそのまま答えるだけではなく、問題の中で使う力が求められていることです。

国語では、本文中の表現を根拠に心情や主張を考えます。社会では、地図・グラフ・表・年表と知識を結びつけます。数学では、基本的な公式や性質を使って、説明・証明や応用問題を解きます。理科では、実験結果や図表から必要な情報を探し、法則や公式を当てはめます。英語では、単語や文法を知っているだけでなく、長文を読んだり、自分の考えを英文で書いたりする必要があります。

教科書や学校のワークで基礎を固めることは大前提です。しかし、その次には「この知識をどのような問題で使うのか」を学ばなければなりません。問題を解いた後に答えだけを覚えるのではなく、なぜその答えになるのか、どの知識を使ったのかまで確認することが大切です。

 

特徴② 読む情報量が多い

山梨県公立高校入試では、国語や英語の長文だけでなく、すべての教科で読む力が必要です。社会では複数の資料や長めの設問、数学では条件の整理、理科では実験の手順や結果を読み取らなければなりません。つまり、数学や理科で計算ができる生徒でも、問題文の条件を見落とせば正解できません。社会の知識が豊富でも、資料の単位や年代を取り違えれば得点になりません。

問題を速く読むことも必要ですが、ただ急いで文字を追うだけでは意味がありません。「何を答えるのか」「どの条件が必要なのか」を意識して読む力が求められます。普段の学習から、重要な言葉に線を引く、数値や単位に印を付ける、問題の条件を短く書き出すなど、自分が読み違えないための方法を身につけておきましょう。

 

特徴③ 実際に書かせる問題が多い

5教科を通して問題を見たときに強く感じるのが、選択肢だけではなく、受験生自身に答えを書かせる問題が多いことです。国語には記述と240字以内の作文があります。社会では、資料と知識を基に背景や因果関係を説明します。数学では、説明・証明や作図があります。理科にも理由の記述、計算、グラフや図への書き込みがあります。

英語には英文を書かせる問題が多く、最後には35語以上50語以内の自由英作文があります。

頭の中ではわかっていても、採点者に伝わる形で書けなければ点数にはなりません。また、自分で書いてみると、理解できていない部分もはっきりします。

ライト学習塾が「書く力」を重視している理由も、ここにあります。ノートに途中式、根拠、図、要点を書き、考えを目に見える形にすることは、山梨県公立高校入試への対策にそのままつながります。

 

特徴④ 時間配分と問題の取捨選択が重要

どの教科にも、短時間で答えられる基礎問題と、時間がかかる応用・記述問題があります。入試では、すべての問題を完璧に解かなければいけないわけではありません。自分の目標点に必要な問題を確実に取り、難しい問題に時間を使いすぎないことが重要です。

特に数学と理科は、一つの計算問題に止まり続けると、その後にある解ける問題へ進めなくなります。社会も資料や記述に時間を使いすぎる可能性があります。国語と英語は、長文を何度も読み直す時間を取りにくい試験です。

わからない問題はいったん飛ばして後から戻ることも、立派な受験技術です。ただし、問題を飛ばしたときに解答欄がずれないよう注意しなければなりません。

時間配分は、本番で急にできるようになるものではありません。定期テストや模擬試験、過去問の段階から、時計を確認しながら解く練習をしておきましょう。

 

特徴⑤ 全範囲を偏りなく学ぶ必要がある

5教科とも、出題される範囲は広く、特定の単元だけに絞った対策は危険です。

社会では地理・歴史・公民、理科では生物・地学・化学・物理から幅広く出題されます。数学も数と式、図形、関数、データの活用を含む各領域が必要です。英語も、文法だけを勉強すればよいわけではなく、単語、長文、リスニング、英作文を並行して学ぶ必要があります。国語にも漢字、文法、現代文、古典、作文があります。

得意分野を伸ばすことは大切ですが、苦手分野を丸ごと捨てると、目標点を安定して取れません。9月の段階では、まだ得意なところだけに集中するのではなく、全範囲の穴を見つけて埋める意識が必要です。

 

5教科それぞれの特徴と優先したい対策

国語――長い文章と記述・作文に対応する

国語は55分ありますが、文章量が多く、記述問題や240字以内の作文もあるため、時間に余裕があるとはいえません。漢字や文法、古典の基本事項など、知識で取れる問題を確実にすることが得点の土台になります。現代文では、感覚だけで答えず、本文中の言葉や描写を根拠にして考える練習が必要です。

9月からは、漢字を継続しながら、週に何度か文章問題を解き、記述まで自分で書くようにしましょう。作文についても、入試直前に初めて練習するのではなく、主張・理由・具体例を制限字数内にまとめる経験を積んでおきたいところです。

 

社会――知識を資料と結びつける

社会は地理・歴史・公民の3分野にわたり、必要な知識量が多い教科です。さらに、山梨県や時事的な事項を題材にした問題も見られます。地理は地図や統計、歴史は年表や出来事の因果関係、公民は制度や仕組みの比較を意識しましょう。言葉を一つずつ暗記するより、知識同士を関連づけて覚える方が、資料問題や記述問題にも対応できます。

9月の段階では、公民の学習がまだ終わっていない学校も多いと思います。公民は学校の進度に合わせつつ、地理と歴史の復習を先に進めておくと、冬以降に全範囲の問題演習へ入りやすくなります。

 

数学――基礎問題を落とさず、難問を見極める

数学は、基礎問題から応用問題まで難易度の差が大きい教科です。まずは計算や各分野の基本問題を確実に取ることが、目標点に近づく第一歩です。説明・証明や作図も出題されるため、答えだけを求めるのではなく、途中の考え方を書く練習が必要です。

9月からは、中学1・2年生の計算、方程式、関数、図形、確率、データなどを広く復習しながら、中学3年生の学習内容を確実に身につけましょう。難問ばかりに時間を使うのではなく、自分が落としてはいけない問題を安定して解けるようにすることが先です。

 

理科――4分野の基礎と実験・計算をつなぐ

理科は、生物・地学・化学・物理の基本問題が試験全体に散らばっています。暗記した用語だけでなく、実験、図表、グラフ、計算、記述に知識を使う力が必要です。

9月からは、まず4分野の基本事項を一通り確認し、忘れている単元を見つけましょう。そのうえで、実験の目的・方法・結果・考察を流れで整理し、計算問題では途中式と単位を書くようにします。

理科は、苦手な計算問題を一つ飛ばしても、その後に解ける知識問題が残っていることがあります。本番を想定した問題演習では、解ける問題を探して確実に取る練習も必要です。

 

英語――リスニング・長文・英作文を早めに始める

英語では、リスニングと長文問題の割合が大きく、英文法だけを独立して問う大問は基本的に見られません。しかし、文法や単語の基礎がなければ、長文も問題文も読み取れません。最後には35語以上50語以内の自由英作文があります。自分の考えを日本語で難しく作ってから訳すのではなく、自分が確実に使える単語と文法で英文を組み立てる練習が有効です。

リスニングは、短期間で急に英語が聞こえるようになるものではありません。9月の今から少しずつでも英語を聞く習慣をつけましょう。長文も、冬になってから始めるのではなく、短い文章から段階的に量を増やしていくことをおすすめします。

 

9月から入試本番までの学習の進め方

9月から10月――全範囲の基礎と弱点を確認する

9月から10月は、入試問題の難問をたくさん解く時期というより、受験勉強の土台を整える時期です。

中学1・2年生の内容を中心に、教科書や学校のワークの基本問題を解き直し、忘れている単元を確認します。同時に、中学3年生の定期テスト対策も軽視できません。

この時期に大切なのは、「苦手」という言葉でまとめないことです。

数学が苦手なのではなく、関数のグラフが読めないのか、図形の証明が書けないのか。英語が苦手なのではなく、単語が足りないのか、文法が曖昧なのか、読む速度が遅いのか。原因によって必要な勉強は変わります。

模擬試験や過去問を使う場合も、点数だけで判断せず、間違いを単元と原因に分けてください。今の段階で弱点が見つかることは、悪いことではありません。入試までに直すべき場所がわかったということです。

 

11月から12月――分野を組み合わせた問題に進む

基礎の復習が進んだら、複数の単元や資料を組み合わせた問題へ移ります。

国語と英語は長文、社会と理科は資料を使った問題、数学は関数や図形などの応用問題にも取り組みます。記述、証明、英作文も定期的に書きましょう。

この時期からは、正解したかどうかだけでなく、解答までにかかった時間も確認します。時間をかければ解ける問題と、知識がなくて解けない問題を分けることで、次の学習内容が決まります。

また、自分の志望校と現在の成績を踏まえ、各教科で何点を目標にするのかを考え始めたい時期です。5教科すべてで同じ点数を目指す必要はありません。得意教科で上積みしながら、苦手教科で大きく崩れない配分を考えましょう。

 

1月から入試直前――過去問で得点戦略を固める

1月以降は、過去問を本番と同じ時間で解き、時間配分と問題の取捨選択を練習します。

過去問を一度解いて点数を出すだけでは、十分な対策にはなりません。間違えた問題を分析し、必要な単元へ戻って復習した後、もう一度解けるか確認します。

過去問で毎回同じように落としている分野があれば、そこが優先すべき弱点です。逆に、正答率が低そうな難問だけを落としているのであれば、ほかの基礎問題の見直しを優先した方がよい場合もあります。

本番でどの順番に解くのか、何分考えてわからなければ飛ばすのか、最後に何分残すのかまで決めておくと、試験中に迷いにくくなります。

 

9月の今、まず始めたいこと

何から始めればよいかわからない場合は、次の順番で取り組んでみてください。

  1. 5教科それぞれで、中学1・2年生の基本問題を解く

  2. 間違えた問題を「知識不足」「読み違い」「計算ミス」「書けなかった」に分ける

  3. 苦手な単元を教科書や学校のワークに戻って復習する

  4. 英単語・漢字・計算・リスニングなど、毎日行う学習を決める

  5. 週に一度は時間を測り、ある程度まとまった問題を解く

受験勉強というと、長時間勉強しなければならないと思うかもしれません。しかし、最初から無理な計画を立てて続かなくなるより、毎日行う内容を決めて積み重ねる方が力になります。

「今日は何を勉強しよう」と毎回考えるのではなく、英単語、漢字、計算などの基礎学習を習慣化し、それとは別に曜日ごとの復習教科を決めると取り組みやすくなります。

 

目標点によって必要な対策は変わる

入試対策で重要なのは、全員が同じ勉強をすることではありません。

基礎問題で失点している生徒が難問ばかり解いても、点数は安定しません。まずは、知識問題や基本計算、漢字、基本文法など、取るべき問題を確実にすることが優先です。

一方、基礎問題を安定して取れる生徒は、記述、証明、複数資料、長文など、差がつきやすい問題へ進む必要があります。

また、同じ合計点を目指す場合でも、得意・不得意によって教科ごとの目標点は変わります。大切なのは、「全部できるようにする」という漠然とした計画ではなく、自分がどの問題を取れば目標点に届くのかを具体的にすることです。

 

全体を通して

山梨県公立高校入試は、基礎知識を幅広く身につけ、その知識を文章、資料、図表、計算、記述の中で使う力が求められる試験です。

難しい問題を解く力だけでなく、問題文を正確に読み、考え方を整理して書き、限られた時間の中で解く問題を判断する力も必要になります。

9月の段階で、すでに入試問題をすべて解ける必要はありません。今は、5教科の基礎を見直し、自分がどこでつまずいているのかを明らかにする時期です。

秋に基礎と学習習慣を整え、冬から実戦的な問題へ進み、年明けに過去問で得点戦略を固める。この順番を意識して、一つずつできることを増やしていきましょう。

ライト学習塾では、答えだけを覚えるのではなく、問題文の条件、途中式、根拠、図表、考え方を自分の手で書く学習を大切にしています。

 

山梨県公立高校入試に向けて、何から始めればよいかわからない、自分に合った学習計画や目標点の決め方がわからないという場合は、ぜひライト学習塾へご相談ください。

 

ライト学習塾教室長
吉矢武司

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住所 : 山梨県甲府市飯田4丁目11−22
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