山梨県立科学館で理科を体験しよう―見て、触れて、考える科学の学び【山梨県甲府市ライト学習塾】
2026/10/07
山梨県甲府市飯田にあるライト学習塾教室長です。
これまで「芸術の秋」として山梨県立美術館、「読書の秋」として山梨県立文学館をご紹介してきました。
今回ご紹介するのは、甲府市愛宕町にある山梨県立科学館です。
山梨県立美術館や文学館と比べると、甲府市飯田にあるライト学習塾からは少し離れていますが、それでも気軽に訪れることができる距離にあります。
科学館というと、小さな子どもが遊びに行く場所という印象を持つ人もいるかもしれません。しかし、山梨県立科学館は、科学の仕組みを実際に見て、触れて、動かしながら考えられる施設です。
小学生はもちろん、中学生や高校生、そして大人であっても、学校で学んだ内容を改めて体験できる場所だと思います。
理科は用語を覚えるだけの教科ではない
学校の理科では、さまざまな用語や法則を学びます。
光の反射や屈折、電流と磁界、物体の運動、天体の動き、化学変化など、学年が上がるにつれて覚えなければならない内容も増えていきます。
しかし、理科は本来、言葉を暗記するだけの教科ではありません。
身の回りで起きている現象に対して、
「なぜ、このような動きをするのだろう」
「何を変えると、結果も変わるのだろう」
「この仕組みは、生活のどこで使われているのだろう」
と疑問を持ち、観察や実験を通して考える教科です。
教科書を読んだだけでは分かりにくかった内容も、実物を見たり、自分の手で動かしたりすると、急に理解できることがあります。
山梨県立科学館の常設展示室では、「サイエンスプレイ」「自然」「生命」「科学技術」「宇宙」「地球」という六つの分野に分けて、さまざまな科学現象が紹介されています。
展示を見るだけでなく、実際に動かしたり、展示装置の中に入ったりしながら体験できる「ハンズオン」という方法が取り入れられています。
説明を読んで終わるのではなく、まず試してみる。そして、「どうしてこうなったのだろう」と考える。
その順番で科学に触れられるのが、科学館の大きな魅力です。
行くたびに違う体験ができる
山梨県立科学館では、常設展示のほかにも、実験教室や工作教室、サイエンスショー、天体観測、プログラミング教室など、さまざまなイベントが開催されています。
2026年10月にも、ロボットやプログラミングの体験、太陽の観測、シャボン玉やロケットの仕組みを扱ったサイエンスショーなどが予定されています。
工作関係では、FMラジオやホバークラフト、富士山の立体模型などを作る企画があります。
ハロウィンに合わせた催しもあり、暗い場所で光る蛍光スライムや、トレーシングペーパーとLEDを利用したランプ、不思議な動きをするお化けなどを作ることができます。
工作というと、完成した物を持ち帰ることに目が向きがちです。
しかし、大切なのは、完成するまでにどのような科学の仕組みが使われていたのかを考えることです。
例えば、LEDを使ったランプであれば、ただ光る飾りを作るのではなく、
「LEDはどのように光っているのか」
「色の違う光を組み合わせると、どのような色になるのか」
という疑問につなげられます。
ホバークラフトであれば、モーターやプロペラが何をしているのか、なぜ機体が滑るように動くのかを考えられます。
FMラジオやアマチュア無線の体験であれば、目には見えない電波を使って、どのように音声や情報を届けているのかという話に広がります。
科学館では、楽しみながら作ったものの中に、学校で学ぶ理科や技術の内容が数多く含まれています。
山梨ならではの科学にも触れられる
科学館で行われる催しの中には、富士山の立体地図を作る企画もあります。
平面の地図を見ただけでは、山の高さや斜面の広がりを実感しにくいことがあります。しかし、立体模型にすることで、富士山の形や周辺の土地との高低差を視覚的に捉えやすくなります。
これは理科だけでなく、社会の地理や数学の図形にもつながる学びです。
一つの体験が、一つの教科だけで終わるとは限りません。
富士山を題材にしても、噴火や岩石について考えれば理科、地形や土地利用について考えれば社会、高さや縮尺について考えれば数学になります。
身近な山梨県の自然を入口に、さまざまな教科への興味を広げることができます。
プラネタリウムで宇宙を身近に
山梨県立科学館には、プラネタリウムを楽しめるスペースシアターもあります。
プラネタリウムでは、その季節に見える星空の案内や、宇宙をテーマにした番組などが上映されています。番組の内容や上映時刻は時期によって変わります。
中学校の理科では、中学3年生で地球や太陽、月、星の日周運動や年周運動などについて学習します。
天体の単元は、教科書の図だけで理解しようとすると、苦手に感じやすい分野です。自分自身が地球上のどこにいて、太陽や星がどの方向に動いて見えるのかを立体的に考えなければならないからです。
プラネタリウムで空全体の動きを見ると、教科書に描かれた図と、実際の空の見え方を結び付けやすくなります。
まだ学校で習っていない子どもであっても問題ありません。
先に「星を見るのは面白い」「どうして季節によって見える星座が変わるのだろう」と感じておけば、後から学校で習ったときに、学習内容を自分の経験と結び付けることができます。
子どもたちの科学作品を見る機会も
山梨県立科学館では、県内の小学生・中学生・高校生を対象とした科学作品の募集や展示も行われています。
科学的な仕組みを利用した工作や、自然現象、動植物、実験結果などを撮影した科学写真など、子どもたちが自分で考えた作品が対象です。2026年度は10月末まで作品を募集し、受賞作品は翌年1月に展示される予定です。
同じ年代の子どもが作った作品を見ることは、大きな刺激になります。
「自分と同じ小学生が、こんなものを作ったんだ」
「自分だったら、どこを変えてみようか」
と考えることが、次の実験や工作へのきっかけになるかもしれません。
科学は、誰かが発見した答えを覚えるだけではなく、自分で疑問を持ち、試し、結果を確かめるところから始まります。
体験した後に「なぜ」を考えよう
科学館を訪れたときには、できるだけ多くの展示を回ることだけを目標にしなくてもよいと思います。
一つでも、
「これは不思議だった」
「もう一度試してみたい」
「家でも似た実験ができそう」
と思えるものが見つかれば、十分に意味のある体験になります。
帰宅した後には、
- 何が一番面白かったのか
- どのような動きや変化が起きたのか
- なぜそのようになったと思うのか
- 条件を変えたら、結果はどう変わりそうか
などを親子で話してみてください。
可能であれば、気づいたことを短い文章や図にして残してみるのもよいでしょう。
体験したことを自分の言葉で説明することで、ただ「楽しかった」で終わらず、科学の学びとして整理できます。
公式ホームページを確認してから出かけよう
山梨県立科学館の魅力は、行く時期によって体験できる内容が変わることです。
一方で、イベントによって開催日、対象年齢、定員、参加方法が異なります。事前予約が必要なものや、入館料とは別に材料費・参加費などが必要なもの、特定の日にしか開催されないものもあります。
「前に行ったときにもやっていたから、今回も参加できるだろう」とは限りません。
科学館へ行く前には、必ず「山梨県立科学館」で検索し、公式ホームページで当日のイベント、開催時刻、料金、予約の必要性などを確認してください。
山梨県立科学館は、理科を勉強する場所であると同時に、科学の面白さを体験できる場所です。
見て、触れて、作ってみる。そして、その後に「なぜだろう」と考える。
この秋は、山梨県立科学館で、自分の興味につながる科学を探してみてはいかがでしょうか。
ライト学習塾教室長
吉矢武司
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ライト学習塾
住所 : 山梨県甲府市飯田4丁目11−22
グリーンハイツ阪本102
電話番号 : 055-225-4530
甲府市で苦手対策もサポート
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