ライト学習塾

山梨県公立高校入試(英語)の特徴について考察しました【山梨県甲府市ライト学習塾】

お問い合わせはこちら

山梨県公立高校入試(英語)の特徴について考察しました【山梨県甲府市ライト学習塾】

山梨県公立高校入試(英語)の特徴について考察しました【山梨県甲府市ライト学習塾】

2026/09/11

山梨県甲府市飯田にあるライト学習塾教室長の吉矢です。

 

私はちょうど1年前にこの場所にライト学習塾を開校したばかりの、山梨県民初心者でした。

そのため、要項を読み、実際に入試問題を解いて山梨県公立高校入試制度について考察してみましたので、その攻略方法や、私の感想をご覧になっていただければと思います。

今回は、山梨県公立高校入試の「英語」について考えていきます。

※この記事は、令和8年度の学力検査と山梨県教育委員会が公表している分析資料を基にしています。年度によって問題の構成や配点が変わる可能性があるため、受検する年度の最新情報も必ず確認してください。

 

山梨県公立高校入試・英語の基本構成

令和8年度の英語は、100点満点、検査時間45分で実施されました。このうち、リスニングは約11分、配点は30点です。

大問は5つあり、大問1から大問3までがリスニング、大問4と大問5が会話文・長文を中心とした読解と英作文の問題です。単語や英文法だけを独立して問う大問はありません。しかし、単語や文法が出題されないわけではなく、会話文や長文を読み、英文を書く中で、基礎知識を使えるかどうかが問われています。

また、大問5の最後には、指定されたテーマについて35語以上50語以内の英語で書く問題があります。1文だけで条件を満たすことは難しく、複数の英文を組み立てて、自分の考えや経験を表現する力が必要です。

つまり、山梨県の英語は、覚えた単語や文法をそのまま答える試験というよりも、「聞く」「読む」「書く」という形で実際に使えるかを確かめる試験だといえます。

なお、令和9年度入試からは、英語の検査時間が45分から50分へ延長されます。山梨県教育委員会によれば、出題内容と難易度は変えず、現行の内容を維持したまま解答時間を5分延長する予定です。

時間が増えることは受検生にとってプラスですが、リスニング・長文読解・英作文を含む構成そのものが変わるわけではありません。時間が5分増えたから対策が不要になる、ということではないでしょう。

 

特徴① リスニングの割合が大きい

山梨県公立高校入試の英語では、リスニングが100点中30点を占めます。

令和8年度には、短い会話を聞いて答える問題だけでなく、聞き取った情報を整理してメモを完成させる問題や、まとまりのある英文を聞いて答える問題も出題されました。英語の読み上げが1回だけの問題もあります。

県教育委員会の分析では、メモを完成させる問題の平均正答率が22.7%、1回だけ読み上げられるまとまりのある英文を聞く問題の平均正答率が55%でした。

単語が一つ聞こえたから答えられる問題ばかりではありません。何について話しているのかを把握し、必要な情報を選び、内容を整理する力が求められます。

リスニングは、入試直前に何度か音声を聞いただけで急にできるようになるものではありません。英語の音や速さに慣れるまで時間がかかるため、中学1・2年生の段階から教科書の音声などを使い、継続的に英語を聞くことをおすすめします。

ただ聞き流すのではなく、問題を解いたあとにスクリプトを確認し、聞き取れなかった理由を調べることも大切です。知らない単語だったのか、知っている単語なのに音として分からなかったのか、文の意味を追う速度が間に合わなかったのかによって、必要な練習は変わります。

 

特徴② 長文の中で単語・文法・読解力が問われる

山梨県の英語では、単語や文法だけの大問が設けられていません。そのため、問題を見たときに「基礎問題が少ない」と感じる受検生もいると思います。

しかし、実際には大問4・5の会話文や長文の中に、語彙や文法、文脈に合う英文を書く問題が組み込まれています。

英文法を勉強しなくてもよいということではありません。語順、時制、助動詞、不定詞、比較、受け身など、中学校で学ぶ基礎文法が身についていなければ、長文を正確に読んだり、自分で英文を書いたりすることはできません。

一方で、文法問題集の空欄補充だけが解けても十分ではありません。覚えた文法が、実際の英文の中でどのような意味を持つのかまで理解する必要があります。

長文中に分からない単語が出てきたときも、そこで完全に止まらないことが大切です。前後の文、会話の流れ、図や表、同じ内容を言い換えている部分などを手掛かりに、おおよその意味を推測して読み進めます。

すべての単語を日本語に訳してから問題を解くのではなく、文章全体の話題と、設問に必要な情報をつかむ読み方を身につけたいところです。

 

特徴③ 日本語訳よりも「英語で書く力」が必要

山梨県の英語では、英文を長く日本語へ訳す問題はほとんど見られません。一方で、文脈に合う英文を自分で書く問題が多く出題されています。

令和8年度の大問4では、文脈に合う英文を考えて書く問題が2題出題されました。県教育委員会の分析では、この2題の平均正答率は12.6%でした。

単語や文法を「見れば分かる」状態と、自分で英文を「書ける」状態には大きな差があります。

選択肢から正しい答えを選べても、何もないところから英文を書くと、語順や動詞の形が分からなくなることがあります。普段から、教科書の基本文を声に出して読むだけでなく、日本語を見て英文を書く、自分について短い英文を作るといった練習が必要です。

これは、ライト学習塾が大切にしている「書く力」とも深く関係します。頭の中だけで分かったつもりになるのではなく、実際に書くことで、自分が使える単語や文法と、まだ使えないものが明確になります。

 

特徴④ 35語以上50語以内の自由英作文

大問5の最後には、自分の考えや経験を35語以上50語以内で書く自由英作文があります。令和8年度は、この問題だけで10点の配点がありました。

県教育委員会の分析によると、35語以上書いた受検生は63%でしたが、満点だった受検生は10.6%でした。

難しそうに見える問題ですが、使う単語や文法そのものを難しくする必要はありません。大切なのは、出題された条件に合う内容を、間違いの少ない英文で、指定語数以内にまとめることです。

日本語で立派な意見を考えてから、それをそのまま英語に訳そうとすると、自分の知らない単語や難しい文法が必要になり、手が止まりやすくなります。

まず、自分が知っている英単語と文法で書ける内容を考えます。結論、理由、具体例、まとめというように、短い英文を3~5文程度つなげると組み立てやすくなります。

自由英作文は、白紙で出すと10点をそのまま失うことになります。反対に、基本的な英文を正確につなげられれば得点を狙える問題でもあります。事前にさまざまなテーマで書き、添削を受け、書き直す練習をしておきましょう。

 

令和8年度の平均点から考えること

令和8年度の英語の平均点は40.0点でした。過去5年間では、令和4年度57.9点、令和5年度48.0点、令和6年度51.7点、令和7年度55.8点と推移しており、令和8年度は大きく下がっています。

1年分の平均点だけで今後の難易度を断定することはできません。ただし、県教育委員会の分析を見ると、聞いた情報を整理して書く問題、文脈に合う英文を自分で作る問題、長文の要点をつかむ問題などで、正答率が低くなっています。

ここから分かるのは、単語や文法を覚えるだけでは対応しにくいということです。

覚えた知識を使って、聞いた内容を整理する、まとまりのある文章を読む、自分の考えを英語で書く。このような総合的な練習が必要になります。

 

事前に行いたい4つの対策

1.リスニングを早い時期から継続する

リスニングは配点が30点と大きいため、後回しにはできません。中学1・2年生は教科書の音声を繰り返し聞き、英文を見ながら音を確認します。慣れてきたら、英文を見ずに内容をつかむ練習へ進みましょう。

中学3年生になったら、短い会話だけでなく、まとまりのある英文を聞き、必要な情報をメモする練習も必要です。

 

2.基礎単語と文法を広く身につける

山梨県の英語では、一部の難しい問題だけに対応するよりも、中学校で学ぶ単語と文法を広く使える状態にすることが大切です。

単語は日本語の意味を答えられるだけでなく、英語のつづりを書けるようにします。文法は問題集の選択問題だけで終わらせず、その文法を使って自分で英文を作るところまで練習しましょう。

 

3.長文を時間内に読む練習をする

長文読解は、時間をかければ解けるだけでは不十分です。入試では、リスニングと英作文を含め、決められた時間内にすべての問題へ取り組む必要があります。

中学3年生の夏ごろまでは、短めの文章を正確に読むことを優先します。2学期からは、時間を測りながら入試形式の長文を読む練習を増やします。

設問を先に確認し、何を探しながら読めばよいのかを意識することも有効です。ただし、選択肢だけを見て内容を決めつけず、本文中の根拠を必ず確認しましょう。

 

4.自由英作文を実際に書いて添削する

自由英作文は、模範解答を読むだけでは書けるようになりません。実際に35~50語で書き、語数、内容、文法、つづりを確認する必要があります。

最初は時間を気にせず、正しい英文を作ることから始めます。慣れてきたら10分程度を目安に書き、最後に見直すところまで練習します。

 

本番で意識したい攻略のポイント

リスニング開始前に問題へ目を通す

試験開始後、問題冊子を開いてよい時間になったら、放送を聞く前に選択肢や解答欄へ目を通します。

何を聞き取る必要があるのか、数字や時刻をメモするのか、英文で答えるのかを事前に確認しておくと、放送のどこへ注意を向けるべきかが分かります。

ただし、先の問題を読むことに集中しすぎて、放送の説明や最初の問題を聞き逃さないように注意しましょう。

 

長文は設問を確認してから読む

リスニング終了後は、大問4・5の全体と自由英作文のテーマを確認します。

長文では、先に設問を読んでおくことで、人物、理由、時期、意見など、どの情報を意識して読めばよいのかが分かります。「長文を全部読む、設問を読む、もう一度長文を最初から読む」という二度手間を減らせます。

 

分からない単語で止まりすぎない

一つの単語が分からなくても、その単語がなければ文章全体を理解できないとは限りません。前後から意味を予測し、設問に関係しない部分であれば一度先へ進みます。

一問に時間を使いすぎず、解ける問題を確実に得点する判断も必要です。

 

自由英作文の時間を残す

自由英作文は、残り数分で35語以上を書こうとしても、内容や文法を確認する余裕がなくなります。練習の段階から、自分が長文と英作文にそれぞれ何分必要なのかを把握しておきましょう。

書き終わったら、指定語数を満たしているか、主語と動詞があるか、時制が途中で変わっていないか、三単現のs、複数形、つづりなどを確認します。

 

山梨県公立高校入試の英語を通して感じたこと

山梨県公立高校入試の英語は、単語問題や文法問題などの「基礎問題」が大問として分かりやすく並んでいる試験ではありません。

しかし、難しい単語や特殊な英文法ばかりが求められているわけでもありません。

中学校で学ぶ単語や文法を広く身につけ、それを使って聞く、読む、書くことが求められます。つまり、基礎知識を覚えたうえで、実際の英文の中で使う力が必要です。

そのため、山梨県の入試に向けては、単語と文法を学んでから最後に長文やリスニングへ進むのではなく、普段から並行して取り組むことが重要です。

特にリスニングはできるだけ早く始め、中学3年生の2学期には長文と自由英作文を意識的に増やしたいところです。そして入試直前には、過去問を本番と同じ時間で解き、自分に合った時間配分を決めておきましょう。

令和9年度から検査時間は50分になりますが、求められる力は変わりません。

「聞いた英語から必要な情報をつかむ力」「長文の要点を読み取る力」「自分の考えを英語で書く力」。この3つを、基礎単語と文法の学習と一緒に伸ばしていくことが、山梨県公立高校入試の英語を攻略するポイントだと考えます。

 

山梨県甲府市やその周辺で高校入試に向けた英語の学習にお困りの方は、ぜひライト学習塾の利用をご一考ください。

 

ライト学習塾教室長

吉矢武司

参考資料

----------------------------------------------------------------------
ライト学習塾 
住所 : 山梨県甲府市飯田4丁目11−22
グリーンハイツ阪本102
電話番号 : 055-225-4530


拠点の甲府市で丁寧に個別指導

甲府市で質の高い受験対策を実施

----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。